大野ナイフ製作所のDX戦略
DXを原動力に、従業員ファーストの経営を実現する
メッセージ
デジタル技術の力で
ものづくりを次のステージへ
近年のデジタル技術の進展は私たちの暮らしやビジネスに大きな変革をもたらしており、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進が必要不可欠になりました。
しかし私たちが考えるDXは、単なるデジタル技術の導入ではありません。人を中心とした成長の仕組みであり、社員・お客様・地域社会の幸せとともに成長する未来基準のものづくりです。
お客様や社会から必要とされ続ける「魅せる包丁」を追求し、私たちにしか作れない高級包丁を世界中へ。その実現のために、デジタル技術を活用して社員一人ひとりの創造性や専門性が最大限に発揮される環境を整備し、人と技術が融合した新しいものづくりに挑戦していきます。

DX宣言
DX推進に向けた経営ビジョン
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関の地に代々受け継がれてきた刀鍛冶の伝統技術に、デジタル技術を含めた先端テクノロジーを融合させ、
800年の歴史を持つ地場産業の存続・発展を目指します。 -
デジタル技術を活用して包丁製造工程の効率化や自動化を推進し、残量時間の削減や有給休暇を取得しやすい環境づくりなど、
従業員ファーストの経営を実践します。 -
当社が培った「見える化」や「自動化」のノウハウを積極的に外部発信し、
地域事業者のDX推進に貢献します。
ビジネスモデルの方向性
お客様や社会から必要とされ続ける「魅せる包丁」を追求し、世界に向けて高級包丁を持続的に提供します。
ものづくりの高付加価値化
デジタル技術やデータを積極的に活用したスマートファクトリー化を推進。
工場現場をリアルタイムで見える化し、人を中心にしたものづくりDXにより、多品種変量生産の環境下においても、品質と安定性を実現します。

製造実行システムと生産管理システムの活用により、100以上ある高級包丁の生産データをリアルタイムで全て可視化しています。従業員が、現場に設置されたモニターで生産状況を常時確認し、生産管理部IoT推進室が状況に応じて最適な生産指示を出すことで、ムダが非常に少ない高級包丁生産体制を構築しています。
ハイレベルな職人の育成
工場現場の業務を効率化することで時間を捻出し、社員のより付加価値の高い活動への取り組みを推進。
特にハイレベルな職人の育成に注力し、高度な技術を要する高級包丁の持続的な発展を目指します。

リードタイムや不良数など、蓄積された有用な生産データを、AIも活用しながら分析。原因の炙り出しを行い、業務プロセスの見直しや人的スキルの教育・訓練など、原因に応じた施策を直ちに遂行します。
経営管理の高度化
AI活用や複雑な生産データの分析といった先進的な取り組みを積極的に行い、部門・現場レベルだけでなく、
経営管理の高度化も推進。技術や環境の変化に合わせたデータドリブン経営を目指します。

在庫、稼働状況、出荷率、遅延、不良、個別生産能力など、あらゆる業務データを収集・分析し、BI(ビジネスインテリジェンス)として迅速かつ的確な意思決定や施策立案、課題解決に役立てます。
DX戦略の推進体制
2016年に結成した「生産管理部IoT推進室」が中心となって、現場からの意見・提案を具体化し、ツールの導入や開発を実行。
すべての従業員から新しいDXアイデアが次々と湧き上がり、デジタル技術を活用した解決策を具現化できる会社を目指します。
- 目指す姿
- 「従業員全員がDX推進のメンバー」という考え方のもと、デジタル技術を活用して一人ひとりの思いを具現化できる会社

風土醸成
「従業員全員がDX推進のメンバーである」という考え方のもと、日頃の業務で気づいたことを積極的に社内全体で共有。また、デジタルに関する教育も全社員に対して継続的に行い、DXリテラシーの底上げと風土醸成を図ります。
DX専門人材育成
内製化を基本方針として、採用活動によってDX人材を確保します。採用後は、生産管理部IoT推進室の業務によるOJT、外部研修への参加によるOFF-JTによって、DX推進をけん引するコア人材へと育て上げます。
ITシステム環境の整備
ITシステムを現場で活用し続けられるようにするため、シンプルなインターフェイスや操作性といった「使いやすさ」を重視。現場の課題に沿ってカスタマイズしやすい仕様で構築します。
また、DX投資計画について、社内の意見を経営人が集約し、必要に応じて外部ベンダーも積極的に活用しながらITシステムの導入・運用を推進。社内のDX人材は、外部委託が難しいコア業務を重点的に担う体制を構築します。



