大野ナイフ製作所について
テクノロジー
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職人技
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職人技
大野ナイフ製作所が大切にしていること。
それは、お客様の期待を超える
ものづくりへのチャレンジ。
創業以来、変わらない思いを胸に、次の時代へ。
私たちはテクノロジーと職人技をかけ合わせ、
わくわくするような製品、
そしてオンリーワンの価値を創造し続けます。
企業情報
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- 01 創業
- 大野ナイフ製作所の歴史は、創業者が「刃物のまち・岐阜県関市」で輸出向けポケットナイフ製造を始めた1916年まで遡ります。その後、包丁分野に参入し、現在に至る事業の礎を築きました。
転機が訪れたのは1990年代半ば。安価な中国製の包丁との価格競争や、当社の刃物製造を分業で担ってきた外注先の高齢化・廃業によって、経営難に陥ったことがきっかけです。苦境に立つ中で見出した光明が、高価格帯の「魅せる包丁」。同時に、100以上に及ぶ工程の内製化に取り組み、刃物産業特有の分業構造からの脱却を目指しました。
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- 02 成長
- 高級包丁の量産技術を独自に磨いた当社は、2000年から大手刃物メーカー・貝印株式会社様が主に海外富裕層向けに展開する高級包丁ブランド「旬」のOEM製造を開始。その取り組みが大野ナイフ製作所にとって、新たな章の幕開けとなりました。美しい波紋のようなダマスカス模様と、鋭い切れ味を特徴とする同ブランドの商品は、包丁業界で最高峰のアワードと言われる「 Kitchen Knife of the Year」を10年連続で受賞するなど、高い評価を獲得。全世界における出荷本数は累計1000万本以上を突破し、現在も記録を更新し続けています。
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- 03 進化
- ブランド力を維持するためには、より安定した供給力と品質が必要と考え、2010年ごろから工程の自動化を推進。自動化できるところはロボットや機械に任せ、職人は最終刃付など、手作業でしかできない工程に 注力する体制を構築することで、約280種類の量産を可能にしました。
さらに、2019年からはオリジナルの製造実行システムを導入し、IoT化にも着手。設備の稼働状況や生産の進捗度などを「見える化」するとともに、データに基づいて管理・分析することで改善を進め、生産性向上と、残業時間削減による働き方改革を実現しています。
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- 04 未来
- 創業から100年以上続く当社の道のりを支えた原動力は、お客様のご期待を超える品質や価値をお届けしようと発揮してきた「ものづくり精神」にほかなりません。近年は高級包丁のみならず、工業用特殊刃や製造業IoT支援・システム分野においても当社の技術・ノウハウをご採用いただくケースが増えています。また、中小規模における製造業DXのモデル工場として、全国から多くのご視察依頼を受けるようになりました。
しかし、私たちは「次」を見据えています。高付加価値なものづくりを通じて、もっと世の中に貢献する企業へ。大野ナイフ製作所はこれまで以上にスピード感を持って進化を続けていきます。
数字で見る大野ナイフ
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- 創業者が岐阜県関市に開いた小さなポケットナイフ製作所。そこから大野ナイフ製作所の歴史は始まりました。
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- 大きく分けて「包丁製造」「工業用特殊刃製 造」「製造業IoT支援・システム販売」の3事 業を展開しています。
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- 幅広い年齢層の約130名が活躍(派遣社員含む)。一人ひとりの働きやすさを支援する社風とチームワークが特徴です。
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- 分業制が当たり前だった包丁の製造工程を完全内製化。効率化の一方、伝統的な職人技の継承にも努めています。
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- 貝印様の高級包丁ブランド「旬」のOEM製造を担当。約280種類の量産が可能な体制を整えています。